遠州南地方の海岸近くで紅葉する木(ハゼノキ)

この辺り(遠州南)では常緑樹が多くて、赤く紅葉する木は目立ちます。気にしていると以下の木しか無いように思えます。

紅葉する木
紅葉する木

親に聞いてみると”かぶれの木”とのこと。如何にも方言っぽいのでこんな時は、「静岡県 草と木の方言」の出番です。方言名索引を調べると”カブレノキ”では”ウルシ””ヌルデ””ハゼノキ””ヤマウルシ””ヤマハゼ”を”カブレノキ”というようです。方言名通りかぶれる木ですね。

次に「葉で見わける樹木 増補改訂版」を見ると、まさに上の画像と同じ紅葉した木の写真が掲載されていて、和名は”ハゼノキ”でした。引用すると、

真っ赤な紅葉の美しさはトップクラスで、西日本の秋の主役

だそうです。昔はこの木の実からろうそくのろうを採っていたそうです。

テシペルという草を知っていますか。

この辺りでは、畑の防風用として以下のような草がよく植えられています。

テシペル??
地元ではテシペルと呼んでます。

この草を近所の皆さんは「テシペル」と呼んでいます。
2,3年前ちょっと興味があったので、ググってみましたがヒットしませんでした。
植物図鑑で探すにしても、名前が分からないと素人ではなかなか見つけ出せません。
残念ですが諦めていました。

ところが、先日地元の歴史を調べるために図書館の郷土史コーナーを探していたところ「白羽の植物図鑑」という冊子を見つけました。(白羽というのは私の住んでいる地区の隣の小学校区です。)白羽公民館の「ふるさと見て歩き講座」での活動の一環として作成されたと書かれています。なので写真がピンボケだったり、同じ植物が一冊の中に2回出てきたり、、オヒシバがオシヒバになってたりします。

しかし実際に地元に生えている雑草、野草が載っていてすべてではありませんが方言が載っていたり、ローカル色豊かな解説があったりして私にとっては良本です。手元に置いておきたいと思い、白羽公民館に問い合わせたところ販売はしておらず公民館にも数冊しか残っていないとのことでした。

そこで図書館から借りてきて、掲載されている植物名をEXCELに書き写し、自分なりの説明を記載することにしました。一ページずつじっくりと読んでいると、「ペチベルソウ」(ペはヘに半濁点)という名称でテシペルの写真が載っています。

「おお、これだ!」と思わず声に出していました。
早速検索すると正しくは「ベチベルソウ」Vetiveria zizanioides Nash(ヘに濁点)であることが分かりました。Googleさん、偉いぞ。
やっとあの草の名前が分かりました。

しかし「ベチベル」が訛って「テシペル」になりますかね。確かにベチベルは発音しにくいですが。

キクにアブラムシがいた。

今日、ビニールハウスの中のキクにアブラムシがいるのを発見しました。季節的には冬ですが、ここ数日暖かったので発生したようです。

アブラムシ_1
アブラムシ_1

アブラムシの特徴であるお尻のところに2本の角(角状管というらしい)があるのがわかります。

いろんな色と形のものが混在していますので、種別までは分かりませんでした。

アブラムシ_2
アブラムシ_2

アブラムシがいたのは2本だけでした。その枝を根元から切ってハウスの外に出してから、アドマイヤーフロアブルを2000倍で散布しました。防虫ネットを張ってあるのにどこから入ってくるんでしょうね。

アブラムシ_3
アブラムシ_3

先日購入したばかりのオリンパス TG-4の顕微鏡モードで撮ってみました。

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