除草剤(土壌処理剤)評価_一ヶ月後

8/30に撒いた土壌処理剤の一ヶ月後です。

無散布区は、メヒシバがだいぶ伸びてきました。

土壌処理剤を撒いた区は、クレマートU、トレファノサイド、ゴーゴーサンすべてでまだ生えてきていません。

試験区の両側は、ラウンドアップを散布したので枯れています。

無散布#2
無散布#2
無散布#1
無散布#1
クレマートU
クレマートU
トレファノサイド
トレファノサイド
ゴーゴーサン
ゴーゴーサン

除草剤(土壌処理剤)評価_その1

除草剤には、

  • 既に生えている雑草を枯らす茎葉処理剤(ラウンドアップ、バスタなど)
  • 新たに雑草が生えてくるのを止める土壌処理剤

があります。

これまで土壌処理剤は使用したことがなかったので、その効果が実際にはどのようなものか評価することにしました。

土壌処理剤としては、以下の3種類を用いました。

  • クレマートU
  • トレファノサイド
  • ゴーゴーサン

3種類それぞれ乳剤がありますが、今回は手軽な粒剤を使用することにしました。

散布場所として7月咲き、8月咲きキクの株を抜いた後の幅が約1m、長さが17mくらいの土地を使用しました。比較のため何も散布しない区画も設け、また散布場所による差を無くすために、長さを2m毎に区切って8区画としました。散布順はランダムに選定し、北側から以下のようになりました。

  1. クレマートU
  2. トレファノサイド
  3. ゴーゴーサン
  4. 無散布
  5. ゴーゴーサン
  6. 無散布
  7. トレファノサイド
  8. クレマートU

散布日(2018年8月30日)

散布日の状況です。両側の草はほとんどがメヒシバで、他にスベリヒユ、コニシキソウ、クルマバザクロソウ、ゴウシュウアリタソウ、オヒシバなどが生えています。

試験場所
試験場所

一番北側のクレマートU散布状況(クレマートUの色は白)

クレマートU
クレマートU

2番目のトレファノサイド散布状況(トレファノサイドの色は薄い黄色)

トレファノサイド
トレファノサイド

3番目のゴーゴーサン散布状況(ゴーゴーサンの色は濃い黄色)

ゴーゴーサン
ゴーゴーサン

4番目の無散布区の状況

無散布
無散布

5番目以降の画像は省略します。

9日後の2018年9月8日の状況

試験区を北側一番目を#1、2番目を#2と表すことにします。

#1_クレマートUの状況(何も生えてきていません)

#1_クレマートU_0908
#1_クレマートU_0908

#2_トレファノサイドの状況(何も生えてきていません)

#2_トレファノサイド_0908
#2_トレファノサイド_0908

#3_ゴーゴーサンの状況(何も生えてきていません)

#3_ゴーゴーサン_0908
#3_ゴーゴーサン_0908

#4_無散布区の状況(メヒシバが生えてきました)

#4_無散布_0908
#4_無散布_0908

#5のゴーゴーサン、#7のトレファノサイド、#8のクレマートUも何も生えていません。画像省略。

#6_無散布区の状況(メヒシバが生えてきました)

#6_無散布_0908
#6_無散布_0908

いつまで土壌処理剤の効果が続くのか、また土壌処理剤の種別によってどのような差があるか、実験を続けます。

フランスが使用禁止するネオニコチノイド系農薬とは

ミツバチに影響を与えるとしてフランスが禁止するネオニコチノイド系農薬5種類は、

有効成分は表示されているのですが日本での具体的な農薬名が分かりません。

そこで、ちょっと調べてみました。農薬名は代表的なものです。

クロチアニジン:ダントツ

イミダクトプリド:アドマイヤー

チアメトキサム:アクタラ

チアクロプリド:エコファイター、エコワン

アセタミプリド:モスピラン

EUではこの5種類のみ認められているそうですが、日本では他にもネオニコチノイド系農薬がありました。

ジノテフラン:アルバリン、スタークル

ニテンピラム:ベストガード

ちなみに農協(JA)で売っているのはスタークルで、ホームセンターなどで売っているのはアルバリンとなります。中身は同じです。

 

 

 

 

ベニカグリーンVスプレーとは

有効成分がフェンプロパトリンとミクロブタニルの混合剤です。

フェンプロパトリンの系統はピレスロイド系殺虫剤であり、主な商品(薬剤名)はロディーです。

ミクロブタニルの系統はステロール生合成阻害剤(殺菌剤)であり、主な商品(薬剤名)はラリーです。

 

ちなみにベニカXファインスプレーは、

有効成分がクロチアニジン、フェンプロパトリンとメバニピリムの混合剤です。

クロチアニジンの系統は、ネオニコチノイド系殺虫剤であり、主な商品(薬剤名)はダントツです。

フェンプロパトリンの系統はピレスロイド系殺虫剤であり、主な商品(薬剤名)はロディーです。

メバニピリムの系統は、アリニノピリミジン系殺菌剤であり、主な商品(薬剤名)はフルピカです。

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