この辺りでは、畑の防風用として以下のような草がよく植えられています。
この草を近所の皆さんは「テシペル」と呼んでいます。
2,3年前ちょっと興味があったので、ググってみましたがヒットしませんでした。
植物図鑑で探すにしても、名前が分からないと素人ではなかなか見つけ出せません。
残念ですが諦めていました。
ところが、先日地元の歴史を調べるために図書館の郷土史コーナーを探していたところ「白羽の植物図鑑」という冊子を見つけました。(白羽というのは私の住んでいる地区の隣の小学校区です。)白羽公民館の「ふるさと見て歩き講座」での活動の一環として作成されたと書かれています。なので写真がピンボケだったり、同じ植物が一冊の中に2回出てきたり、、オヒシバがオシヒバになってたりします。
しかし実際に地元に生えている雑草、野草が載っていてすべてではありませんが方言が載っていたり、ローカル色豊かな解説があったりして私にとっては良本です。手元に置いておきたいと思い、白羽公民館に問い合わせたところ販売はしておらず公民館にも数冊しか残っていないとのことでした。
そこで図書館から借りてきて、掲載されている植物名をEXCELに書き写し、自分なりの説明を記載することにしました。一ページずつじっくりと読んでいると、「ペチベルソウ」(ペはヘに半濁点)という名称でテシペルの写真が載っています。
「おお、これだ!」と思わず声に出していました。
早速検索すると正しくは「ベチベルソウ」Vetiveria zizanioides Nash(ヘに濁点)であることが分かりました。Googleさん、偉いぞ。
やっとあの草の名前が分かりました。
しかし「ベチベル」が訛って「テシペル」になりますかね。確かにベチベルは発音しにくいですが。