オクラにいるイモムシたち

そろそろオクラは終わりです(まだやっているのと言われそうです)が、ずっと農薬をかけていないので、ムシが増えてきました。

まずはオクラを栽培すると必ずやってくるハマキムシ。

ハマキムシ
正式にはワタノメイガ

正式にはワタノメイガというらしいです。葉っぱが巻かれていて開くと画像のようにムシがいます。普段は見つけると巻かれた状態のままの葉っぱを親指と人差し指でギュッと挟んでます。

次はちょっと派手なこいつ。

フタトガリコヤガ
フタトガリコヤガ

「冷やし菜園はじめました」さんの「害虫図鑑」で調べたところ、たぶんフタトガリコヤガです。手袋をして捕りますが、けっこう手袋にくっついてきます。

そして3番目。

名称不明
名称不明

ちょっとわかりにくくてすいません。上の葉の中央にいる緑のムシです。名前もよくわかりませんでした。

それからこれはオクラにいたムシではありませんが、ちょうどダイコンのタネを播いたりする時期なので、備忘録としてメモしておきます。

このあたりではシンクイムシといいますが、正式にはハイマダラノメイガというらしいです。

今回参考にさせていただいたサイト

ウリハムシ

農業をやるようになって最初に出会った害虫です。

ウリハムシ
ウリハムシ_2014_9_4

今年4月の終わり頃、早朝カボチャの受粉に畑に行くと、こいつが飛び回っていました。一緒に行った母親が手で潰しなさいというので何匹かつぶしました。名前を尋ねると「知らん。けどキュウリやカボチャには飛んでくるよ。」とのこと。昆虫を指で潰すことは初めてで恐る恐るつぶしてました。すると交尾しているものもいて、今では自分でも笑ってしまいますが、せっかく交尾しているのを潰しちゃうのはかわいそうとそっとしてやったりしました。その後は慣れて見つけ次第捕まえてぶちぶちと潰していましたが、手袋が黄色くなるのがいやですね。それにしてもキュウリ類が植えてあると必ず飛んできます。どうして畑にキュウリが植えてあるとわかるのでしょうか不思議です。この写真は今朝キュウリの葉にいたウリハムシです。あまりにもポピュラーなのでいちいち捕まえるのが面倒でこのごろは放置です。

最近色違いのたぶんウリハムシの仲間も見かけるようになりました。ピンボケですいません。これはキュウリとかにいません。写真はナツミカンの実にいたやつです。こちらはちょっとオシャレですね。

 

ウリハムシの仲間
ウリハムシの仲間

ハマキムシ

これまで、病害虫による大きな被害がなかった(ナスに農薬を散布する際にオクラにも掛けてきたので)オクラですが、ここ一週間ほどヒメコガネに葉っぱを食べられることが多くなりました。見つけ次第捕まえでいたのですが、昨日から葉っぱを巻かれていて、そこが枯れてきているのを発見しました。

 

ハマキムシに葉を巻かれている
ハマキムシに葉を巻かれている

その巻かれている葉を開いてみると、幼虫がいます。

ハマキムシ
ハマキムシ

葉の外にいる大きなもの1匹と葉の上に小さな2匹がいます。住友化学園芸のHPによるとオルトラン水和剤とかスミチオン乳剤がよい様子。これだけやられてしまうと農薬ももう遅いかなという感じです。それからピントが合ってませんが、新芽のところが茶色く汚れているものが増えてきました。これもなにかの病気か害虫だと思います。

新芽が汚れている
新芽が汚れている

 

ニジュウヤホシテントウ

ことしの夏、先に植えていたナスが、このニジュウヤホシテントウにやられ、全滅状態になりました。(8/4に投稿した初収穫したナスとは別のナスです。)油断していたらあっという間に食い荒らされていました。最初は成虫を補殺(指先で押しつぶす)していたのですが、根元近くの小さな若い葉を裏返すと幼虫が気持ち悪いくらいにびっしりといました。手でつぶすわけにいかず、幼虫がいた葉を全部取り除き、そしてすでに葉脈だけになった葉も取り除き穴を掘り埋めました。残った木には葉が少ししか残らず、ほとんど坊主状態になってしまいました。

このナスにはその後農薬を散布したこともあり、しばらくの間いなくなったのですが、8/2朝にとなりに植えてあるインゲンを収穫に行くと非常に多くの成虫が葉についています。いっぴきいっぴきを手でつぶすのですが、捕っても捕っても減りません。100匹以上補殺したと思います。すこし落ち着いてみていると、インゲンの隣にたぶん勝手に生えていた、すでに葉を食い荒らされて葉脈だけになりほとんど枯れている状態の草から次から次へと飛び移ってきています。ちなみにナス-インゲン・オクラが並列-「葉脈だけの草」の位置関係です。この草を無くさない限りキリがないと考え、この草を虫のついたまま刈取ることにしました。鎌でその草をすべて刈取りビニールのごみ収集袋にぶち込みました。袋の口をしばってもすきまからこの虫がはい出してきます。家からキンチョールを持ってきて、袋の中に噴き散らし、大きな透明のビニール袋でさらに縛りました。これで虫が出てこなくなりました。後でこの草がホウズキだったことがわかりましたが、一緒に植えてあるオクラにはほとんどいませんでした。この虫にも好き嫌いがあるようです。

これでずいぶん減ったのですが、いまでもナスやインゲンで毎日7,8匹は補殺しています。この虫の名前は昨年購入していた写真で見つける病害虫対策ブック 草間雄介著 NHK出版 で分っていましたし、その後プロ向けの写真で見る農作物病害虫診断ガイドブック 静岡県植物防疫協会  でも確認しました。しかし、この虫に対する農薬は、これまたプロ向けの農薬安全使用指針・農作物病害虫防除基準 静岡県植物防除協会 の索引にはニジュウヤホシテントウの記載がありません。このまま補殺しか無いのかと半分あきらめてました。

数日経って今日、ナスのアブラムシ用農薬をこの農薬基準で調べていたのですが、アブラムシ用やスリップス用と同様にテントウムシダマシ用農薬が掲載されています。ふーんと最初は眺めていたのですが、あっ。とひらめきました。ニジュウヤホシテントウ イコール テントウムシダマシ ということを。知ってる方なら笑い話でしょうが、初心者には笑えない話でした。a0960_000706

 

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