ハスモンヨトウ(ちょっと自信あり)

農業をやるようになって、色々な害虫名を覚えました。オオタバコガ、アザミウマ(スリップス)、ハモグリバエ、コナガなどありますが、ハスモンヨトウという蛾の幼虫の名前もよく出てくるので早い時期に覚えました。ヨトウというのは夜に食害し、昼は土中にいるので夜盗ということだそうです。農作業をしていると、それでもちょくちょく出会います。アップの写真もあるので閲覧要注意です。

ハスモンヨトウ
ハスモンヨトウ

次の画像は別の個体です。ビニール袋に入れて自宅に帰ってきてからデジカメで撮影しました。虫の下にあるのはフンです。こちらは色が濃いですが捕まえた時にはもう少し緑色でした。

ハスモンヨトウ_2匹目
ハスモンヨトウ_2匹目

イモムシハンドブック2(文一総合出版)の92ページの説明文を引用します。

広く見られしばしば害虫化する、山形黒紋が目印のヨトウガイモムシ

側線内側に山形黒色紋、とくに第1・8腹節のものが目立つ

山形というのは三角形ということでしょうか?ハスモンというのはWikipediaを引用します。

成虫は羽に淡褐色縞模様があり、和名の斜紋夜盗の由来となっている。

 



テシペルという草を知っていますか。

この辺りでは、畑の防風用として以下のような草がよく植えられています。

テシペル??
地元ではテシペルと呼んでます。

この草を近所の皆さんは「テシペル」と呼んでいます。
2,3年前ちょっと興味があったので、ググってみましたがヒットしませんでした。
植物図鑑で探すにしても、名前が分からないと素人ではなかなか見つけ出せません。
残念ですが諦めていました。

ところが、先日地元の歴史を調べるために図書館の郷土史コーナーを探していたところ「白羽の植物図鑑」という冊子を見つけました。(白羽というのは私の住んでいる地区の隣の小学校区です。)白羽公民館の「ふるさと見て歩き講座」での活動の一環として作成されたと書かれています。なので写真がピンボケだったり、同じ植物が一冊の中に2回出てきたり、、オヒシバがオシヒバになってたりします。

しかし実際に地元に生えている雑草、野草が載っていてすべてではありませんが方言が載っていたり、ローカル色豊かな解説があったりして私にとっては良本です。手元に置いておきたいと思い、白羽公民館に問い合わせたところ販売はしておらず公民館にも数冊しか残っていないとのことでした。

そこで図書館から借りてきて、掲載されている植物名をEXCELに書き写し、自分なりの説明を記載することにしました。一ページずつじっくりと読んでいると、「ペチベルソウ」(ペはヘに半濁点)という名称でテシペルの写真が載っています。

「おお、これだ!」と思わず声に出していました。
早速検索すると正しくは「ベチベルソウ」Vetiveria zizanioides Nash(ヘに濁点)であることが分かりました。Googleさん、偉いぞ。
やっとあの草の名前が分かりました。

しかし「ベチベル」が訛って「テシペル」になりますかね。確かにベチベルは発音しにくいですが。

キクにアブラムシがいた。

今日、ビニールハウスの中のキクにアブラムシがいるのを発見しました。季節的には冬ですが、ここ数日暖かったので発生したようです。

アブラムシ_1
アブラムシ_1

アブラムシの特徴であるお尻のところに2本の角(角状管というらしい)があるのがわかります。

いろんな色と形のものが混在していますので、種別までは分かりませんでした。

アブラムシ_2
アブラムシ_2

アブラムシがいたのは2本だけでした。その枝を根元から切ってハウスの外に出してから、アドマイヤーフロアブルを2000倍で散布しました。防虫ネットを張ってあるのにどこから入ってくるんでしょうね。

アブラムシ_3
アブラムシ_3

先日購入したばかりのオリンパス TG-4の顕微鏡モードで撮ってみました。

スティックセニョール、ヒヨドリ対策

スティックセニョール(茎ブロッコリー)の葉っぱをヒヨドリに喰われるようになりました。朝圃場にいくといつもバサバサと飛び立ちます。以前クロダイ釣りをやっていたので釣り糸があります。竹を何本か立てて釣り糸を張り巡らせて置きました。一昨日やったばかりなので効果はまだわかりませんけど。

今日は朝から冷たい雨なので、パソコンでネットサーフィンです。(最近ネットサーフィンって言わなくなってきた?)これまでも茎ブロッコリーやスティックセニョールで検索してましたが、今日は検索結果の2ページ目、3ページ目まで見てみました。そしたらyoutubeでも動画があるんですね。NHKの「やさいの時間」でも2012年にやったみたいですね。もっと早く見とけばよかった。それからなんと2chにも「カリフラワー・ブロッコリー・スティックセニョール」というスレッドがあることを発見。じっくり読んでたらもうこんな時間になってました。

スティックセニョール、高値でした。

スティックセニョール(茎ブロッコリー)ですが、1月13日にも22袋を青果市場に出荷しました。

土曜日(1/17)に1月8日分と合わせて代金を受け取りに行ってきましたが、自分が考えていた金額の倍以上で売れていました。特に1/13出荷分はよい値段がついていました。市場でこの値段だと店舗ではいくらで販売されているのでしょう。ちょっと自分では買えないような値段でした。

この時期になると一般的なブロッコリーも高くなるそうですので、出荷時期がよかったのでしょう。加えてスティックセニョールを入れた袋を一般的なものではなく、きちんと印刷されたものを使いましたので、そのまま店頭に並べることが出来る形にしたことが良かったのではないかと思います。

前回の投稿時はすこし落ち込んでいましたが、げんきんなもので今はまたやる気が出てきました。

スティックセニョール初出荷

スティックセニョール(茎ブロッコリー)を今朝収穫したところ、買い物カゴいっぱいになったので、相良青果市場に出荷することにしました。青果市場は20袋が基本単位ということを聞いていたので、そこまで袋が出来るか不安でしたが、なんとか22袋出来ました。

茎ブロッコリ_0150107
茎ブロッコリ_0150107

ビニール袋はサカタのタネから取り寄せたものです。一袋に何g入れたらよいのかわかりませんでしたが、この袋にこれ以上入らないところまで入れて秤で測ったところ約100gだったので100gで袋詰めしました。

作業している間は、自分ひとりでタネから育てあげた野菜の初出荷がついに来たということで、ワクワク、ドキドキでした。が、袋詰めが終わり、これでいくらになるのかなあと考えたら、一袋50円で売れたとしても1100円!!。今日の作業だけでも3時間くらい掛かったのに。(;´д`) 一日一万円の売り上げをしようとしたら、今のブロッコリーの10倍くらい植えないといけないし、出荷調整作業だけでも今日の2倍の効率化を図ってたとしても15時間!!… 野菜って一年中毎日出荷することは出来ないので、出荷時期には一日当たり数万は売り上げる必要があります。

今日は実感として農業のキビシイさを学んだ一日でした。

イチゴ初収穫

イチゴ_20150106
イチゴ_20150106

もらってきた苗2本を、ブドウの木が植えてあるビニールハウスで育てていましたが、赤くなった一個を収穫しました。

食べたらすごーく甘くておいしかった。最近イチゴをイチゴ農家の方から大量に頂くのですが、それらよりずっと濃い甘さでした。完熟するまで待っていたためでしょうか。ちょっと感激です。

どこを切ったらいいの? 茎ブロッコリー スティックセニョール

側花蕾の収穫を始めましたが、収穫する位置で悩んでいます。

参考にさせていただいているJAとぴあ浜松様のHPによると、「付け根の葉2枚を残し」とありますが、側花蕾の付け根は葉が一枚です。私の近隣ではスティックセニョールを栽培している農家はないので、サカタのタネに電話して聞いてみましたが電話ではうまく説明できませんでした。

花蕾の下の葉の付き方が頂花蕾の下の側花蕾3本くらいとそれから下の側花蕾とは異なっています。上のほうの側花蕾は以下の写真のようになっています。個体によっても側花蕾の脇芽の出てくる間隔が違っている点も悩ましいのですが。

上のほうの側花蕾
上のほうの側花蕾

下のほうの側花蕾は以下のようになっていました。

下のほうの側花蕾
下のほうの側花蕾

図のように2枚の葉が出ている上で切ればよいのでしょうか?この2枚の下の茎はだいぶ太くなって固くなってきています。

ネットでスティックブロッコリーの画像をいろいろとみましたが、自分の圃場のものは葉が広がっていなく、立ち上がっています。葉っぱで側花蕾は見えていません。こんなものなのでしょうか?

上からみたところ
上からみたところ
横からみたところ
横からみたところ

茎ブロッコリー 側花蕾初収穫

更新が滞ってしまいましたが、茎ブロッコリー:スティックセニョールの側花蕾を初収穫しました。

茎ブロッコリー初収穫
茎ブロッコリー初収穫

写真をよく見ていただくとわかりますが、太いものと細いものがあります。どうも頂花蕾を早くとると細くなるようです。

なお、頂花蕾は11/24に最初の2本を切り取り、それから随時切り取っています。これまで頂花蕾しか食べていませんが、普通のブロッコリーよりコクがあるような気がします。

茎ブロッコリー アオムシの土着天敵

茎ブロッコリーの10月27日の状況です。

茎ブロッコリー_10_27
茎ブロッコリー_10_27

右側が防虫ネットを掛けたものでマルチを引いています、真ん中がネットもマルチもない畝です。台風18号でやられたので大部分を10月9日に植え替えています。左の畝は台風19号が通り過ぎた10/14にポリポットに残っていた苗をすべて植えました。定植が遅かったのもありますが、苗を大きいものを優先して定植していましたので、一回り小さくなっています。

この日に追肥(化成肥料8-8-8)をしたのですが、その際にアオムシに何本か食われていているのを発見しました。

アオムシに食べられた茎ブロッコリー
アオムシに食べられた茎ブロッコリー

写真はアオムシを2匹補殺した後です。フンがまだ残っています。実は防虫ネットを掛けるのが遅かったので、ネットの中の一本にもアオムシが2匹いました。で、さらにこのブロッコリーをよく観察していたら、2ミリくらいのクモが小さなアオムシを捕まえていました。

アオムシの天敵:クモ
アオムシの天敵:クモ

わかりづらいですが、クモの先に緑がぼやけて棒のようになっているのがアオムシです。実際にアオムシの土着天敵としてクモが働いているのを初めてみました。ガンバレ クモ!!とエールを送って置きました。しかし非常に小さなクモなのである程度アオムシが大きくなってしまうと手が出せなくなるようです。

ということで、パセリを除く野菜類(*1)に登録のある農薬「トアロー水和剤CT」を買ってきました。この農薬はBT(バチルス チューリンゲンシス菌)の産生する結晶毒素が有効成分であり生物農薬という分類になります。有機農業でも使用が許可されていると思います。茎ブロッコリーの登録農薬は少ないので、これを明日散布することにしました。

*1  2014/7/11にパセリやエゴマにも適用拡大されていました。また展着剤はミックスパワーにしました。

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